先日、入学ご検討者の方への支援業務の一環として、外国籍の方からの種々のご質問にお応えしておりました。
その中で、本学で修得できるMOTという学位は、「経営・管理に関する専門職学位」に相当しますか?
というものがありました。
即答できなかったので、その場で調べてみたのですが、どうやら、法務省 入国管理局が規定する「高度人材ポイント制による出入国管理上の優遇制度」という制度があり、MOTという専門職学位は、高度人材の認定要素の一つである、学歴ポイントの配点が博士に次いで2番目高いのだということが分かりました。
外国籍の方から見た同制度における優遇措置は色々あるのですが、今回のご質問者の方が大きなメリットとしてとらえておられるのは、永住権の獲得が比較的容易になる点でした。
少子高齢化や財政難をはじめ、色々な課題があるわが国ですが、国外の比較的高度なビジネス能力を有する方から見れば、魅力も多々ある暮らしやすい良い国のようです。
そこで、高度外国人材について、もうすこし調べてみました。
資料中の6ページに、国別の就労者数があるのですが、中国、米国、インド、韓国、台湾の順に多いようですが、ベトナムなど、アジア圏の人材も増えてきているようです。
そして、外国人材の活用メリットとしては、以下の4点が挙げられるようです。
・事業の海外展開、新規顧客 の獲得
・外国人材目線での商品開発・ サービス提供
・新たなビジネスモデル構築
・社員の意識変革
※詳しくは、『高度外国人材活躍企業50社
(経済産業省貿易経済協力局) 』をご参照ください。
海外販路の開拓、新たな商品やビジネスモデルの開発、そして社員の意識変革。
全てみな、中小企業の経営には必要欠くべからず要素です。
つまり、高度外国人材の活用は、中小企業経営にとって新たな可能性を拓くことが出来るテーマであると言えそうです。
そして本学では、高い学びへの欲求を持った優秀な外国籍の方との、学修を通じての濃密な触れ合いの場をも得ることができます。
自身の能力の変革と更なる拡充、加えて多様な人材とのコネクション形成が本学での学びの醍醐味です。